ゼリー食をはじめとする介護食の種類と老人ホームでの食事事情について知ろう

老人ホームを選ぶ際に重視する点は色々とありますが、意外に見落としがちな点として、食事が挙げられます。味付けや献立が好みと合うかどうかといった点はもちろん、噛む力や飲み込む力が弱くなると必要になる介護食への対応があるかどうかも大切です。

ここでは、ゼリー食をはじめとする介護食の種類や、老人ホームでの食事事情について紹介します。

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老人ホームで用意される食事の種類とは

老人ホームで提供される食事の種類としては、普通食、高齢者食、介護食の3つが代表的です。普通食は一般的な家庭やレストランで提供されるもので、多くの人が食べている食事です。

それに対し、高齢者食や介護食は、加齢に伴う身体的な変化に適応した食事と言えます。食べる機能が衰えていない場合には、普通食を提供することもありますが、多くの老人ホームでは、食べやすさが工夫され、食欲の低下を防ぐよう見た目や彩といった部分に気を遣っている高齢者食を提供することが殆どです。

噛む力や飲み込む力が更に弱まり、高齢者食での食事が難しくなった場合には、個人の食べる力に合わせた介護食へと移行することになります。とろみをつけたりやわらかさを調整したり、様々なタイプの中から適した介護食を選ぶことになりますが、老人ホームによって対応に幅があることも少なくありません。

介護食について

介護食の中には、様々なタイプがあります。代表的なものと言えば、軟食、ミキサー食、刻み食、ゼリー食ではないでしょうか。軟食は、調理法や調理時間を工夫して柔らかく作った食事のことです。普通食と同じ食材を使用するため、見た目にも食事を楽しむことが出来るという良さがあります。

ミキサー食は、食べ物をミキサーにかけ液状に近い状態にしたもの、刻み食は、食べ物を細かく刻んでペースト状にしたものです。どちらも、噛む負担を大きく軽減出来るところが特徴と言えます。ゼリー食は食べ物をミキサーにかけ、葛粉や片栗粉などでとろみをつけたものです。

誤嚥の可能性を低くすることが出来る一方、かたさや舌触りを工夫する必要があるので、作るのに手間がかかります。介護食の中でも難易度は高めで、一般家庭で用意するのは難しい場合が殆どです。

介護食のメリット

年齢とともに身体機能が衰えてくると、日々の楽しみが食事となることも少なくありません。1日に3回の食事が満足出来るものかどうかは、大きな差となりますよね。年をとれば、噛む力や飲み込む力が低下してくるのは、ある程度、仕方のないことです。

けれど、個人の状況に合わせた食事を提供してもらえるなら、機能が低下しても、それ程、不安や不便を感じることはないかもしれません。その一方、対応が不十分な施設であれば、せっかく入所したとしても他の施設へ移動しなくてはいけなくなります。

これでは、安心して利用出来ませんよね。介護食の良いところといえば、噛む力や飲み込む力が低下しても、美味しく食事を出来るといった点にあります。介護食に力を入れているところは、味だけでなく、見た目にも気を遣っている場合が殆どです。

食べやすくするだけでなく、見た目や彩に変化をつけ、食欲を低下させないような工夫がされているところも特徴と言えます。普通食で問題ない人も、年月の経過とともに介護食が必要になることは十分に考えられます。いくつになっても、無理なく食事が楽しめるというのは、介護食の大きなメリットです。

質の高い食事を提供し、介護食にも適切に対応している老人ホームは、食の大切さを理解していると言えるので、介護食に力を入れている老人ホームを選ぶことはおすすめですよ。

介護食のデメリット

介護食を提供する際は、一人一人に合わせた対応が必要になります。

そのため、介護食を必要とする人が増えれば増えるほど、老人ホームの負担は増えることになります。介護食を用意することはもちろん、選んだ介護食が適切かどうかといった判断もしなくてはいけません。

食事の介助が必要になる場合もあるので、十分な人手が確保されていないと、しっかりと対応することは難しいと言えます。また、単に介護食を提供すれば良いというわけではありません。噛む力や飲み込む力が低下したからといって、介護食に切り替えるだけでは不十分です。

食べることが楽になるのは良いですが、使わなければ機能はどんどん低下してしまいます。リハビリをすることで、機能の回復が見込める場合もあるので、体調や好みを考慮し、一人一人に合わせた判断をしていくことが欠かせません。

介護食の中でも、どのタイプの食事にするのかといった判断は、とても難しい部分です。同じように機能が低下していたとしても、最適となる介護食のタイプは人によって変わることも少なくありません。個別に対応することはもちろん、その時々の状況も含め、柔軟に対応することが求められます。

対応出来る人材と十分な人員が確保出来ないと、良質なサービスとして介護食を提供するのは難しいでしょう。

チェックポイントについて

老人ホームでの食事事情をチェックするには、昼間に見学に行くこと、そして月間の献立を確認することが欠かせません。実際の食事内容はもちろん、使っている食器やスタッフの介助はどの程度なのかといった点は足を運ばなければ分からない部分です。

また、温かい食事は温かく、冷たい食事は冷たいまま提供されているかどうか、季節感のあるメニューで飽きの来ない工夫がされているかどうかも大切なポイントと言えます。また、実際に提供されている食事を味わい、味付けの確認をすることも欠かせません。

どんなに見た目が美味しそうな食事でも、味付けが合わなければ美味しくないと感じてしまいますよね。好みに合うかどうかは、実際に食べないと分からないので、しっかり検討するようにしましょう。尚、急遽、体調を崩した場合や、食物アレルギーや苦手な食べ物がある場合、対応してもらえるのかどうかといった点や、食事をする環境や時間は適しているかといった点についても、あわせて確認することが大切です。

介護食から老人ホームを選ぼう

老人ホームを選ぶ際、介護食が必要になるかどうかは人によって異なります。けれど、月日が経過して、介護食が必要になるという人は決して少なくありません。介護食が必要になっても、対応していない場合には、他の施設へ移動しなくてはいけなくなるので注意が必要です。

介護食には多くの種類があります。幅広く対応しているところや、力を入れているところを選ぶことがおすすめですよ。